上司が「かまいたちの夜」好きだった

4月から配属された現部署の上司が、ゲーム「かまいたちの夜」が大好きな方だった。
自分も1994年当時、小学6年生の時にスーパーファミコンで発売されたこのゲームを買って(なんで買ったのかは記憶がない)とてつもなくハマっていたものの、あれから30年を経ても周りに自分と同じ(というかそれ以上の)熱量を持っている人には会ったことがなかった。
「かまいたちの夜」はいわゆるサウンドノベルというジャンルのゲームであって、音と背景の絵がある小説を画面上で読み進めるものだ。話の途中で選択肢があらわれて、主人公が次に取る行動を選ぶと話の進行がどんどん変化していく。特にこの作品の場合だとミステリーなので、行動を誤り続けると犯人の殺人を最後まで止めることができない。
一回目のプレイでは、さすがに小学6年生の自分は犯人を特定することができず、また登場人物も皆殺しになって、最後自分も殺されて終わるという最悪のエンドを体験した。あの時はあまりに話が怖すぎて、猛烈なトラウマになり、一週間くらいソフトを触ることもできなかったと記憶している。
話の舞台となったペンションは、長野県白馬村に「ペンションクヌルプ」として実際に存在している。自分はそのことは知っていただけだったが、まさか上司はそこに泊まりに行ったことがあるとは。とんでもない行動力だなと思った。当然ながらゲームの景色そのままであり、当時止まった時はほかにお客が少なかったから美樹本の部屋などを見学した、というエピソードを教えてくれた。
ファンとして羨ましい限りで、なんかその話をして以来自分の中ではかまいたちへの懐かしさが復活して、youtubeなんかで初見プレイしている方の実況動画などを見るようになってしまった。ほとんどの人が自分と同じように最悪のバッドエンドを迎えており、バッドエンドこそがかまいたちの真骨頂だと思うからニヤニヤしてしまう。
自分は「1」が好きすぎるがゆえに続編の「2」にはがっかりさせられ、「3」は物足りなさを感じ、「真かまいたち」は遊んですらいない。でも、今のこの熱量ならばまた一通り遊んでみたいなと思えている。switch版で「真」が発売されないものかなあ、と思ったりする。